■東北部ルーイ県でシアン化物垂れ流し疑惑
東北部ルーイ県ワンサプン郡内の金鉱におけるシアン化物垂れ流し疑惑を受け、国家人権保護委員会(NHRC)が独自の調査を開始した。これまでにも、住民の依頼により金鉱近くの河川を調べた同委員会第9環境室が、カドミウムを含む過度の重金属が検出されたと報告しているが、国立コンケン大学地下水調査室の調査では汚染は確認されなかった。なお、金鉱オペレーターはシアン化物垂れ流し疑惑を強く否定している。
参考:バンコク週報 2007.08.07ニュース
白黒はっきりさせてほしいですね!住民は不安が募ります。
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■金鉱から有毒物質、危惧される農地汚染
東北部ロイエット県の金鉱で毒性の強いシアン化物が確認され、周辺の農地などへの影響が危惧されている。昨年も、環境局がフアイ川の水質を検査した際、この金鉱付近で安全基準を超えた汚染が確認されたという。しかし、金鉱管理者は、大学の専門家に依頼して定期的な水質汚染検査を行っているが、過去に異常を示す数値がでたことはないと話している。
参考:バンコク週報 2007.02.09ニュース
「大学の専門家に依頼して定期的な水質汚染検査を行っている」ちょっと信用しがたいですね~。もししっかり調査をしているようなら、何処の大学の、何先生が、何時、どのような方法で調査したのかまで報告して欲しいです。
■カリウム鉱山開発紛糾、住民5人を起訴
東北部ウドンタニ県の地元住民がカリウム鉱山の開発に反対している問題で、検察庁は9月5日、反対運動を指揮している地域住民のリーダー5人を不法侵入罪などで起訴した。起訴された5人の中には生後2カ月の双子の赤ちゃんを持つ夫婦が含まれており、乳飲み子を抱えたまま拘束されたため住民から抗議の声が上がっているという。
問題となっているカリウム鉱山はゼネコン(総合建設会社)最大手イタリアンタイ(ITD)傘下のアジア・パシフィック・ポタッシュ(APPC)が開発中で、2010年の生産開始を目指している。ITDは今年5月にカナダ企業からAPPCを買収した。
newsclip. 2006.9.9ニュース
しっかりと環境影響評価をして、地元住民に配慮した運営をしてほしいものです。一応、タイよりは“環境先進国”と呼ばれる国からきている企業なのですから、最低でも自分のお国で“ダメ”はことは、よその国でもしないでもらいたい。ある意味、“公害輸出”とも言えるかもしれません。
■汚水垂れ流し、住民が委員会に助け求める
プラチンブリ県のバンパコン川小委員会は、地域住民からの苦情に基づきサケオ県内にある汚水処理施設の立ち入り検査を申し出た。苦情によると、有毒物質を含んだ汚水が近県の水源であるプラチンブリ川の複数の支流に排出されているという。施設の経営者が地元の有力者であることから住民は自治体に頼れないと判断、小委員会へ助けを求めた。
バンコク週報会員サイト2006.7.14のニュース
なんとも情けない話である。地元の問題を地元の自治体に頼れないとは。。。何のためにある自治体なのか?たとえ、地元の有力者といっても、自治体は毅然とした態度で臨んで欲しいものである。
■補助金分配で地主・小作人対立
西部ターク県のカドミウム汚染問題で、政府から交付された補助金の多くが実際に被害を受けた農家ではなく地主の手に渡っていることが明らかになった。地主は農業に投資したことを理由に補助金の分配を拒否しているが、小作人はこつこつと農地を耕し腎臓疾患などの危険に晒されたのは自分らだと主張している。
バンコク週報会員サイト2006.6.30のニュース
政府からの補助金は、一番困っている小作人に配られて当然です。地主の気持ちも分からなくはないですが、一番困っている人に、分配してあげてください。
■カドミウム汚染問題に決着
ターク県の水田カドミウム汚染問題は、汚水を垂れ流していた民間企業2者が被害者である農家に対し、稲作の代わりにサトウキビ栽培の準備を援助することで決着がついた。知事は政府が奨励する安価燃料の原料でもあるサトウキビの栽培に期待しているが、稲作の経験が生かせないと不満を示す農家も多い。
バンコク週報会員サイト2006.05.3のニュース
問題をすり返られているような気がします。結局、サトウキビを栽培して1番儲かるのは誰なんでしょう。今まで、お米を買ったこともなかった農家の人々は、お米を買わなければならなくなるかもしれません。